年齢上昇で保険料の負担が増えたと感じたら見直す！年間8万円を削減できた私の体験談
年齢と共に保険料が上がるのは仕方ない？いえ、見直しで家計の負担を減らせます
年齢を重ねるにつれて、気づけば保険料の負担が重くなってきたと感じている方もいらっしゃるかもしれません。特に、退職して年金生活に入ると、収入が減る中で保険料の支払いが大きな負担となることがあります。
昔加入した保険は、若い頃の設計のままになっていることも多く、年齢が上がるにつれて保険料が自動的に上がっていく仕組みになっている場合もあります。この「年齢による保険料の上昇」は避けられないものと思われがちですが、実は見直すことで家計の負担を大きく減らせる可能性があるのです。
私も、年金生活に入り、毎月の保険料を見てはため息をつく日々でした。このままでは家計が立ち行かなくなるかもしれない、でも保険は老後の安心のために必要だし、どうしたら良いのか分からない。複雑な保険の話は難しくて、調べるのも億劫だという気持ちがありました。
しかし、「年間〇万円削減！」という言葉に惹かれ、少しずつ保険について学び始め、実際に私の保険を見直してみたところ、驚くほど保険料を削減できたのです。今回は、私がどのようにして年齢による保険料の上昇という課題に向き合い、保険料を年間8万円も削減できたのか、その体験をお話しさせていただきます。
見直しのきっかけは「保険料の値上がり」と「年金生活開始」
私が見直しを決意した一番の理由は、まさに「保険料の値上がり」でした。特に、医療保険の更新の時期が近づき、送られてきた通知を見て、更新後の保険料が想像以上に高くなることを知った時です。また、生命保険も加入から長く経っており、このまま持ち続けるべきか疑問を感じていました。
さらに、会社を退職し、年金だけでの生活が始まったことも大きなきっかけです。現役時代の収入と比較して、使えるお金が限られる中で、固定費である保険料を何とかしたいという思いが強くなりました。
しかし、保険証券を見ても漢字が多く、専門用語ばかりで、どこから手をつけて良いのか分かりませんでした。インターネットで調べようにも、情報が多すぎて、どれが自分に関係のある話なのか判断するのが難しいと感じていました。
まずは「今の自分に必要な保障」を整理することから始めました
見直しを始めるにあたって、まず最初に行ったのは、「今の自分に本当に必要な保障は何だろう？」と考えることでした。若い頃は、万が一の死亡に備える生命保険や、病気やケガに備える医療保険を手厚くする必要があると感じていましたが、年齢を重ね、家族構成も変わると、必要な保障も変わってきます。
- 死亡保障: 子供たちも独立し、妻も国民年金を受け取れるため、自分が亡くなった後の家族の生活費として、以前のような高額な死亡保障は必要ないかもしれない、と考えるようになりました。
- 医療保障: 高齢になると病気やケガのリスクは確かに高まります。しかし、日本の公的な医療保険制度には「高額療養費制度」があり、医療費の自己負担には上限が設けられています。この制度があることを改めて確認し、民間の医療保険で過剰な保障を付けていないか見直す必要があると感じました。
- 介護保障: 将来、介護が必要になった場合に備える保険もありますが、公的な介護保険制度で利用できるサービスも多くあります。公的な制度を理解した上で、それでも足りない部分を民間の保険で補うという考え方が大切だと気づきました。
このように、漠然とした不安からではなく、公的な保障制度を理解した上で、自分にとって「本当に必要な保障は何か、不要になった保障はないか」を一つずつ整理していきました。
具体的な見直し方法：不要な保障を削り、保険料を適正化
自分に必要な保障が整理できたら、次は加入している保険証券と向き合いました。保険証券を全て取り出し、一つずつ内容を確認しましたが、やはり専門用語が多く難しく感じました。そこで、私が活用したのは、保険会社の窓口や、ファイナンシャルプランナーのような専門家への相談です。
彼らに今の状況（年金生活であること、保険料の負担を減らしたいこと、必要な保障を整理したこと）を伝え、加入中の保険内容について分かりやすく説明してもらいました。その結果、自分では気づけなかった「不要な保障」や「保険料削減につながるポイント」が見つかりました。
具体的に行った見直しはいくつかあります。
- 不要な特約の削除: 加入した当時は必要だと思ってつけた特約でも、今の自分には不要になっているものがありました。例えば、特定の病気に手厚く備える特約など、公的な制度や他の保険でカバーできる部分は削る検討をしました。
- 死亡保障額の減額: 子が独立し、ライフスタイルが変わったため、生命保険の死亡保障額を大幅に減額しました。これは保険料削減に大きく貢献しました。
- 医療保険の見直し: 高額療養費制度を理解した上で、入院給付金の日額や、入院日数の上限などを見直しました。また、一時金が出るタイプの特約なども、本当に必要か吟味しました。必要最低限の保障に絞ることで、保険料を抑えることができました。
- 払済保険や減額の活用: 保険によっては、解約するのではなく、保障額を減らしたり、「払済保険」といって今後の保険料の支払いを止め、その時点での積立金に応じた保障を持つ形に変更したりすることで、保険料負担をなくしつつ、最低限の保障を残せるケースがあることを知りました。私の場合は、一部の保険で減額や払済保険を活用しました。
これらの見直しは、自分だけで判断するのは難しかったため、専門家のアドバイスを受けながら慎重に進めました。専門家は、私の状況や希望を聞きながら、複数の選択肢を示してくれたので、納得して見直しを進めることができました。
見直しの結果：年間8万円の保険料削減を実現
これらの見直しを行った結果、それまで毎月支払っていた保険料を、年間で8万円も削減することができました。これは、年金生活を送る上で非常に大きな助けとなります。削減できた保険料は、日々の生活費の足しにしたり、いざという時のための貯蓄に回したりと、計画的に使えるようになりました。
保険料が削減できたことによる家計の改善はもちろんですが、見直しを通じて自分の保険の内容をしっかりと把握できたこと、そして今の自分に本当に必要な保障だけを残せたことによる安心感も得られました。昔入った保険をそのままにしておくことへの漠然とした不安がなくなり、気持ちがとても楽になりました。
年齢が上がって保険料の負担が増えたと感じている方は、ぜひ一度、ご自身の保険を見直してみてはいかがでしょうか。最初は難しく感じるかもしれませんが、保険証券を準備し、今の自分にとって何が必要かを考えることから始めてみてください。必要であれば、保険会社の担当者や専門家のアドバイスを借りるのも良い方法です。
無理なく、そして安心して老後を過ごすためにも、保険の見直しは有効な手段の一つです。私の体験が、皆さまの保険見直しのヒントになれば幸いです。