年間〇万円削減!私の保険見直し術

若い頃の養老保険が家計の負担に?見直して年間7万円削減できた体験談

Tags: 保険見直し, 養老保険, 年金生活, 保険料削減, 老後の備え

年金生活の家計、保険料の見直しは避けて通れない課題です

退職して年金生活に入ると、現役時代と比べて収入が大きく変わります。毎月の支出を見直す中で、多くの方が「保険料の負担が大きい」と感じられているのではないでしょうか。私もそうでした。特に、若い頃に加入したままになっている保険は、今の生活に合わなくなっていることがあると知りました。

貯蓄目的だった養老保険が、いつしか家計の重荷に

私が保険の見直しを考え始めたのは、退職してしばらく経ち、家計が落ち着いてきた頃のことです。現役時代は会社の付き合いもあり、いくつかの保険に加入していました。その中の一つに、30代の頃に勧められて加入した養老保険があったのです。

当時は、「将来の貯蓄にもなるし、万が一の備えもできる」という話を聞いて、特に深く考えずに契約しました。毎月の保険料は、現役時代の収入からすれば、それほど大きな負担には感じていませんでした。

しかし、年金生活になり収入が減ってみると、毎月支払う保険料が以前より重く感じられるようになったのです。特にこの養老保険は、他の保険と比べても保険料が高めでした。

保険証券を見ても難解…専門家への相談を決意

「この養老保険、今の私に必要なのだろうか?」という疑問が募りました。保険証券を探し出し、内容を確認しようとしましたが、専門用語が多く、仕組みがよく理解できません。満期はいつ来るのか、解約したらお金は戻るのか、保障内容は本当に必要かなど、考えれば考えるほど分からなくなってしまいました。

インターネットで調べてみようとも思いましたが、どの情報が正しいのか判断するのも難しく、結局、専門家の方に相談してみるのが一番だと考えました。知人の紹介で、保険の見直し相談に乗ってくれるファイナンシャルプランナーの方に連絡を取りました。

私の状況に合わせた丁寧なアドバイス

予約した相談日には、加入しているすべての保険証券を持っていきました。担当の方は、私の話を丁寧に聞いてくださり、まずは養老保険を含め、加入している保険の内容を一つずつ分かりやすく説明してくださいました。

養老保険は、満期時に満期保険金が受け取れるという貯蓄の側面がある一方で、保険期間中に万が一のことがあった場合の死亡保障がある、という点を改めて理解しました。私の契約内容は、死亡保障が現在の私にはやや過大であること、そして保険料がその保障部分にも充てられているため高めになっていることなどが分かりました。

担当の方からは、「〇〇様(私のこと)の場合、すでにお子様は独立され、大きな死亡保障は必ずしも必要ではないかもしれません。また、養老保険の満期が近いわけではなく、これから長く保険料を払い続けることを考えると、家計の負担になっている現状を解消するためには、いくつかの選択肢が考えられます」というお話がありました。

選択肢として提示されたのは、 1. そのまま継続する 2. 保障額を減らして保険料を下げる(減額) 3. 解約して解約返戻金を受け取る といったものでした。

私の現在の貯蓄状況、年金以外の収入、将来の医療や介護に対する備えたい気持ち、そして何より「毎月の保険料負担を減らしたい」という強い希望を伝えたところ、担当の方はそれぞれの選択肢のメリット・デメリットを丁寧に説明してくださいました。

養老保険を「解約」し、年間7万円の保険料削減を実現

検討の結果、私はこの養老保険を解約することにしました。理由は、死亡保障が現在の私には不要であること、これから払い続ける保険料の総額と将来受け取れる満期保険金や解約返戻金を比較すると、今解約して手元に資金を置いておく方が、私の老後の生活設計に合っていると考えたからです。また、解約返戻金がある程度まとまった金額になったことも、決断を後押ししました。

解約の手続きは、専門家の方にサポートしてもらいながら、保険会社に連絡を取り、必要な書類を提出しました。手続き自体は、思っていたよりもスムーズに進みました。

この養老保険の解約により、年間約7万円の保険料負担をなくすことができたのです。

見直しで得られた安心感とゆとり

年間7万円の保険料がなくなったことは、年金生活の家計にとって大変大きな変化でした。毎月の支出が減り、気持ちにゆとりが生まれました。

また、保険証券を見て「よく分からない」と不安に思っていたことが解消され、「自分に必要な保険」と「そうでない保険」が明確になったことも、大きな安心感につながりました。

今回の経験を通じて、若い頃に良いと思って加入した保険でも、その後のライフステージの変化(退職、年金生活、家族状況の変化など)によっては、必ずしも最適ではなくなることがあると実感しました。特に貯蓄型の保険は、払込期間や満期、返戻金などを今の状況に合わせて見直すことが大切だと学びました。

難しく考えず、まずは一歩踏み出すこと

保険の見直しは複雑そうで、つい後回しにしてしまいがちかもしれません。私自身、最初はどこから手をつけてよいか分かりませんでした。しかし、保険証券を整理することから始め、分からないことは専門家の方に相談するというステップを踏んだことで、無理なく見直しを進めることができました。

もし、昔加入したままになっている保険が、今の家計の負担になっていると感じているなら、ぜひ一度保険証券をご確認ください。そして、もし内容がよく分からなければ、専門家の方に相談してみることをお勧めします。きっと、あなたに合った解決策が見つかり、保険料負担を減らすことができるはずです。見直しによって生まれたゆとりで、老後の生活をより安心して過ごせるようになることを願っております。