年金生活で年間〇万円を節約！不要になった死亡保険を見直した体験談
年金生活で「保険料の負担」を感じていませんか？
年金生活に入り、日々の暮らしの中で気になることの一つに「家計」があるかと思います。現役時代と比べて収入が減る中で、毎月、あるいは毎年支払う保険料が負担に感じられることもあるかもしれません。
私も、会社を退職して年金生活が始まったとき、家計簿をつけながら改めて固定費を見直しました。その中で、これまで深く考えずに払い続けていた保険料が、思っていた以上に大きな支出になっていることに気づいたのです。特に、私が加入していた保険の中には、若い頃や働き盛りの時期に加入したまま、現在の私のライフスタイルや家族構成には合わなくなってきているものがあるのではないか、と感じるようになりました。
私の保険見直し体験：なぜ「死亡保険」だったのか
私が最初に注目したのは、「死亡保険」でした。現役の頃は、もし自分に万が一のことがあった場合に、残された家族の生活費や子どもの教育費などのために、手厚い死亡保障が必要だと考えていました。しかし、子どもは既に独立し、配偶者も自分自身の年金収入があります。葬儀費用なども、ある程度の蓄えで対応できるのではないか、と考え直すようになったのです。
もちろん、人によって家族の状況や経済的な備えは異なりますから、一概に死亡保険が不要になるとは言えません。しかし、私の場合は、現在の状況を踏まえると、これまでの大きな死亡保障は必ずしも必要ではないのではないか、という結論に至りました。この見直しを行うことで、毎月の保険料を大きく削減できるのではないか、と考えたのです。
具体的な見直し方法：保険証券を確認し、専門家にも相談
死亡保険を見直すにあたり、まずは自宅にある保険証券を引っ張り出してきました。何十年も前に加入したものもあり、保障内容や保険料、そして現在の解約返戻金などが記載されています。証券を見るだけでは内容を完全に理解するのが難しかったため、保険会社の窓口に問い合わせてみたり、中立的な立場でアドバイスをくれるファイナンシャルプランナーの方に相談してみることにしました。
相談の中で分かったのは、死亡保険にはいくつかの見直し方法があるということです。
- 減額: 保障額を減らすことで、保険料もその分安くする方法です。必要な保障は残しつつ、無駄をなくすことができます。
- 払い済みに変更: 今後の保険料の支払いを止め、その時点での解約返戻金をもとに、保障額が少ない終身保険に変更する方法です。保険料の負担は完全になくなりますが、保障額は大きく減ります。
- 解約: 保険そのものをやめてしまう方法です。保険料の負担はなくなりますが、保障も完全になくなります。解約返戻金があれば受け取れますが、契約期間が短い場合や、特定の種類の保険では返戻金がないこともあります。
私の場合は、完全に保障がゼロになるのは不安でしたので、保障を少し残しつつ保険料負担を大幅に減らす「減額」と「払い済みに変更」を中心に検討しました。いくつかの保険会社の担当者やファイナンシャルプランナーの方と話をする中で、それぞれの保険の特性や、私自身の貯蓄状況、家族の意向などを考慮し、最終的にいくつかの保険を減額したり、払い済みに変更したりすることを決めました。
手続き自体は、保険会社から送られてくる書類に記入して返送する、という流れでした。多少の手間はかかりましたが、思ったよりも複雑ではありませんでした。分からない点は電話で保険会社に確認しながら進めることができました。
見直しの結果：年間〇万円の保険料削減を達成
この死亡保険の見直しによって、私の場合は年間で〇万円もの保険料を削減することができました。毎月の家計からこの金額がなくなるのは、年金生活者にとっては非常に大きな助けとなります。
削減できた保険料分は、老後の生活費に充てるだけでなく、医療費や介護費などの将来の備えとして貯蓄に回すことも考えています。無駄な支出を減らしたことで、家計に余裕が生まれ、精神的な安心感も増しました。
もちろん、保険の見直しは死亡保険だけでなく、医療保険や介護保険なども含めて総合的に行うことが理想です。特に年を重ねると、健康に関する不安は増してくるものです。しかし、一度にすべてを理解し、見直すのは大変かもしれません。私のように、まずは分かりやすい部分、あるいは家計への負担が大きい部分から手をつけてみるのも一つの方法だと思います。
あなたの保険も一度確認してみませんか
私の体験が、今保険料の負担を感じている方や、これから保険の見直しを考えている方の参考になれば幸いです。保険は一度加入すると、そのまま何十年も払い続けることが多いものです。しかし、その間にはライフステージも家族構成も大きく変化します。
「そういえば、昔どんな保険に入ったか覚えていないな」「保険証券がどこにあるか分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。まずはご自身の保険証券を探すことから始めてみてください。そして、もし内容が分からなければ、保険会社の担当者や、信頼できる専門家に相談してみることも検討してみてください。
無理のない範囲で、ご自身の状況に合った保険にすることで、家計の負担を減らし、より安心して老後の生活を送ることができるはずです。