年間〇万円削減!私の保険見直し術

意外と知らない?保険の「ムダ」を見つけて年間7万円を節約した体験談

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年金生活。ふと気になった保険料の負担

退職して年金生活に入り、早数年が経ちました。現役時代と比べて収入が減ったため、日々の生活費をどうやりくりするか、工夫する毎日です。そんな中で、毎月引き落とされる保険料が、少し重荷に感じられるようになっていました。

私が加入している保険は、若い頃に勧められるままに入ったものや、家族構成が変わるタイミングで見直したものがいくつかあります。しかし、それぞれの保険がどのような内容で、いつまで続くのか、正直なところ、きちんと把握しきれていませんでした。

このまま、よく分からないまま保険料を払い続けていて良いのだろうか。年金だけでは将来の医療費や介護費用も心配です。安心のために入っている保険が、かえって家計の不安になっている。そんな矛盾を感じ始めていました。

見直しの第一歩は「保険証券を探す」ことから

漠然と「保険料が高いな」と感じてはいたものの、何から手をつければ良いのか分かりませんでした。そんな時、友人が保険を見直して保険料が安くなったという話を聞き、私もやってみようと思い立ちました。

まずは、自宅にある保険に関する書類を全て集めることから始めました。古いものから新しいものまで、封筒に入ったままになっていた保険証券や、契約内容の変更のお知らせなど、かなりの量が見つかりました。

保険証券には、契約した保険の保障内容(どのような場合に保険金や給付金が受け取れるか)や、保険期間(いつまで保障が続くか)、そして保険料が記載されています。しかし、何十年も前に加入した保険の証券を見ても、保険用語が並んでいて、すぐには内容が理解できませんでした。

保険会社に「これってどういうこと?」と尋ねてみました

自分で保険証券を眺めるだけでは限界があると感じ、加入している保険会社のコールセンターに電話をかけてみることにしました。

「すみません、この保険証券の内容がよく分からなくて...」と正直に伝えたところ、オペレーターの方が丁寧に説明してくださいました。私の保険の保障内容や、現在の状況でその保障が本当に必要なのかどうか、考えるためのヒントをいただけたのです。

例えば、私が加入していた生命保険には、子どもが独立した今の私には必要ないほど高額な死亡保障が付いていました。また、医療保険も、公的な健康保険でカバーされる部分を考慮すると、少し手厚すぎる部分があることに気づきました。

オペレーターの方から、保障内容を減らした場合の保険料や、その手続き方法についても説明を受けました。もちろん、保険会社の方は契約内容の変更を無理に勧めることはありません。あくまで、私の疑問に答え、選択肢を示すという姿勢でした。

年間7万円の節約につながった見直し

保険会社への問い合わせを通じて、自分の加入している保険に、現在の私には「ムダ」になっているかもしれない保障があることが分かりました。

現在のライフスタイルや、公的な保障でまかなえる部分を踏まえ、いくつかの保険で保障内容を必要最低限に絞る変更を行いました。また、全く使っていない特約なども整理しました。手続きは、必要書類に記入して送り返す程度で、電話での説明が丁寧だったこともあり、それほど難しく感じることはありませんでした。

この見直しによって、なんと年間で約7万円もの保険料を削減することができたのです。毎月の保険料負担が軽くなり、家計にゆとりが生まれました。削減できた分のお金は、将来のための医療費の貯蓄に回すことにしました。

まずは保険証券を確認することから始めてみませんか

私のように、ご自身の保険内容を十分に把握できていない方もいらっしゃるかもしれません。特に、加入してから長い時間が経っている保険は、現在の状況と合わなくなっている可能性があります。

難しく考える必要はありません。まずはご自宅にある保険証券を集めて、どんな保険に入っているのか確認することから始めてみてはいかがでしょうか。もし内容が分からなければ、保険会社のコールセンターに電話して尋ねてみてください。専門用語についても、平易な言葉で説明を求めることができるはずです。

保険の見直しは、一度に全てをやる必要はありません。一つずつ、自分のペースで進めることが大切です。そして、無理に保険を解約したりするのではなく、現在の自分にとって本当に必要な保障は何かを考え、不要な部分を整理するという視点を持つことが、保険料の節約につながる第一歩だと感じています。

今回の私の体験談が、皆様の保険を見直すきっかけとなれば幸いです。